対馬で数少ない天然の砂浜「茂木浜」でマリンスポーツを楽しむ
釣りが好きで、もっと釣りをしたい、いろんな魚を釣りたい!そんな気持ちだけ(勢いだけ)で仕事を辞めて福岡から対馬に移住してきた夫婦です。
釣り中心な生活で、あまり対馬観光的なことは知らないけど、対馬内の漁港に関しては結構知ってる方だと自負してます。とはいえ、まだまだ行ったことない地域(漁港)もあるので今後も探索して開拓して行こうと思ってます。との地域の形状と波の状況は大事な部分なので、開拓の相棒はGoogleマップとタイドグラフです。対馬歴が浅いので付け焼刃的知識で間違ってることもあるかもだけど、頑張って勉強しながら更新していきまーす
離島のイメージ
みなさんが持っている離島のイメージってどんな感じ?対象を絞るとすれば九州の離島。
私のイメージは綺麗な海と綺麗な砂浜ってイメージがまず思い浮かぶのです。
大げさに言えばこんな感じ(ちなみにこれは宮古島らしい)
綺麗な海に白い砂浜
離島=海ってのは大抵の人が持っているイメージだと思うのです。
対馬の海
対馬の海はというと、、、おそらく海は綺麗な方だと思う。ただ、対馬の深刻な問題として多くの海洋ゴミが漂着してしまう。漂着ゴミはいろんなところで問題になっているけど、対馬の漂着ゴミはおそらくレベチ。SDGsに関心がある人は是非とも現実を見に来ていただきたい。
あと思うのは対馬には砂浜が少ない。天然の砂浜って本当に数える程度しかないと思う。じゃあ、どんな浜が多いかというと石がゴロゴロしているゴロタ浜?ジャリ浜?とでもいうのだろうか、そんな浜が多いです。
天然の砂浜「茂木浜」
砂浜が少ない対馬の中で、数少ない天然の砂浜である茂木浜に行ってみた!
というのも、ここはサーフィンができるらしいという情報を仕入れたから!!
うちの旦那様がウィンドサーフィンをしていたのだけど、なかなかコンディションのよい海がなくて、福岡からわざわざ持って来ていたウィンドサーフィンの道具が倉庫を占領したまま不動の地位を築きそうになっていたのです。
そんなこんなで家から約1時間半くらい?対馬の下から上に移動して辿り着いたのが茂木浜
着いた時には2~3名のサーファーがいました。そしてその中には知り合いもいたので、ご挨拶して少し話を聞く。
正直、波は良くないけど、数少ない対馬でのサーフスポットとのこと。砂浜だからサーフボードにも優しい。知り合い曰く、対馬でサーフィンする場合には板が何枚あっても足りないと言われてるとのことでした。石が多いからすぐにボードに傷が入っちゃうって、、、
晴天+暴風
暴風!離島は風が強い日が多い!!
前日から強風だったけどこの日は7~10m予報が出ていて、浜に着いた時にはビュービューに吹いてた。ウィンドサーフィンだから風がないとダメみたいなんだけど、果たしてこの暴風の中できるのかと思いながら、いそいそと準備をしている旦那を横目に、サーフィンをしない私はお散歩してみた。といっても駐車場から数十歩。
駐車場のすぐ横にはこんなの石碑があった。
ロシア兵が上陸した地という石碑とナヒモフ号という戦艦の砲身らしい
すぐ手前に説明看板があったんだけど、なんか説明がざっくりすぎやしないですか?
ナヒモフ号と対馬
何だか看板の説明がざっくりで良く分からなかったので調べてみた。
ナヒモフ号とは
ナヒモフ号は、看板にもある通り1905年の日本海海戦で撃沈されたロシア艦艇の一つの「アドミラル・ナヒモフ号」のこと。
この日本海海戦は日露戦争の決戦。この海戦で東郷平八郎率いる日本の連合艦隊がロシアのバルチック艦隊を撃破し日本の勝利を決定づけた。
撃沈された後
海戦後、撃破されたナヒモフ号の生存兵が対馬の上対馬茂木浜に上陸し、この敗残兵は地元の人々から手厚い看護を受けたとされている。具体的には、のどの渇きを訴えた敗残兵に水を与え(泉に案内)、宿泊場所を提供し、食事も提供した。これらの行為は島人の素朴な人間性の発露だったと評価されている。
後日談
色々と調べるとその後、砲身が引き上げられ、友好の証として設置されていると書かれているものが多いけど、深く調べるとやはり看板にあるように、ナヒモフ号には金塊が積まれていて、欲に目がくらんだ人たちが、お宝目当てに引き上げ作業を頑張ったらしい。その時にこの砲身も見つかった模様。本当にお宝が出たのかは不明だけど、1980年から引き揚げ作業をしていた会社は倒産したらしいです。
でもさ、考えてみて戦争に行く戦艦に金塊って積んでるものなのだろうか?どこかから略奪でもしてきた金塊なの?という私の素朴な疑問はここではどうでもよい。
ウォータースタート
お散歩を終えるころに準備も出来たようで、いそいそと海に入っていく旦那さん
写真で見てもわかると思うけど、ここはすごく遠浅!少し前の大雨で地形が変わったみたいで、遠浅部分が広がった?ようですごくやりにくいとの話。ずいぶん奥までいっても膝くらいの深さしかない。
波を越えて沖の方に行きたかったみたいだけど、暴風吹いたり、無風になったりを繰り返してて、全然安定しなくて、時間がたつにつれ無風の時間帯が増えて、ウィンドが出来るような状態ではなくなったらしく諦めた模様。
プラスで、私も見てるの飽きたのでこの日は終了
今回の学び
- 欲に目がくらむと身を亡ぼす
- マリンスポーツについてく時は自分の時間潰しも準備する
- 対馬に砂浜は少ない
- 暇なら釣りでもと思ったけど、この遠浅っぷりでは難しい
- 茂木浜は設備がよいが、トイレは流れにくかった