長崎県民なので長崎原産在来種のシバヤギに会いに行く旅(旅といっても一応同じ県内)
長崎県対馬市に住んでます。対馬市は長崎県なんだけど、住んでみて思うのは長崎県というよりも福岡県という感覚がある。というのも、長崎に行くのは福岡に行くよりも大変。長崎県に行くだけなら飛行機乗れば着くんだけど、中心地である長崎市に行くには、飛行機で長崎空港(大村市)→空港からバス(乗るバスに寄って多少違うみたいだけど)高速使って約1時間弱(1,200円)ちなみに福岡の場合は飛行機だと空港から2駅で博多駅です。福岡って本当に利便性高いよね。そんなわけで、長崎県民になったけどほぼ長崎に行くことがない対馬市民になっています
シバヤギとは
シバヤギは、ヤギの一種で特に小型で病気にも強く飼育しやすい家畜、長崎県の外海地区と五島列島に古くから生息し、飼育されていたと言われており、長崎県原産の在来種である
この前研修に行った牧場のヤギはザーネン種です
体型とサイズ
- 比較的小型で成長しても体高は50~60㎝程度
- 体重はオスが20~30キロ、メスが15~25キロ程度
研修先のヤギは体高が70~90㎝、体重は50~100キロ
外見
- 毛色は白、黒、茶色、斑点など様々で、個体ごとに異なる
- 耳は立っていて、短い角があるのが一般的
ザーネンは基本的に白、色が出る個体は混ざってる(雑種)の可能性があると研修先で聞いたよ
性格
- 温和で人懐っこい性格を持ち、飼育者に対して慣れやすい
- 飼育しやすく、初心者にも適している
飼育環境
- シバヤギは草食動物で、干し草や牧草、葉っぱなどを主食とする
- 飼育環境としては、広めの庭や牧場が適しており、日光浴や運動ができるスペースが必要
繁殖
- 繁殖期は通常春と秋で、一度に1~2頭の子山ヤギを産むことが多い
健康管理
- 定期的な獣医の診療や予防接種が必要
- また、爪の手入れや適切な栄養管理も重要
文化的背景
古くは潜伏キリシタン集落で飼育されていたとされ、長崎西海岸や近くの島々で、肉用、糞堆肥用として古くから飼養されていたようであるが、現在では主に観賞用や教育用として飼育されることが多く、特に学校では、児童や生徒が動物との触れ合いを通じていのちの大切さを学ぶ機会を提供している
バスに揺られる旅
というわけで、小型ヤギのシバヤギに会いに行くために、長崎県西海岸にある外海地区に行ってきた。こちらの『NPO夕陽が丘そとめ』さんでシバヤギの飼育者の拡大事業をしているのです。最初はレンタカーでと思っていたけど、コンタクトが着けられないというのっぴきならない事情があり、レンタカーを断念し長崎市からバスに揺られること1時間半、57個目のバス停で下車…って遠すぎ!通過するバス停が57個って(笑)まあでも、たまに見える海に癒されながらのんびりとバスに乗ってるのも悪くないと思うことにした
出津教会
目的地の近くには出津教会がある。出津の読みかたってわかります?「でづ」ではないんですよ、私ずっと「でづ」って言ってたけど正確には「しつ」また一つ賢くなれました。
当日はコンタクトを着けれない目だけでなく、足も負傷していたボロボロな私ですが
せっかくだから教会にいってみよう
軽い気持ちで教会への道を進んでいたのですが、永遠に続く階段、足は痛いし、戻るにも辛いし、根性のみで階段上り続けやっと着いた教会だけど、疲れ果ててベンチでうなだれる
シバヤギ交流会
教会がある丘から無事に下山し、シバヤギ交流会へ
そう、この日はたくさんのシバヤギを見ることができる、そして飼育者さんから話が聞けるってことで遠路はるばる対馬から外海まで来たのです。主催者さん対馬から来たことにビックリしてた
会場にはシバヤギの放牧場があり、数頭のシバヤギさんにごあいさつ
個人的に鳴いてる時の顔が好き
しばらくすると参加者さんが続々到着、ヤギの飼い方やいろんな質問をそれぞれおこない、すごく賑わってました。僭越ながら私も質問に答えさせていただく場面もあり(研修で教えてもらったこと、そのまま伝えただけ)何がいいって、みんなヤギが好き!怖そうなお父さんもヤギにはデレデレですぐに甘やかすと奥様話していたり、子ども達がヤギ散歩をしていたりと楽しかった
こんなちびヤギさんも来てたよ。
シバヤギといっても純血種は今ではほんの少ししかいないみたいで、トカラやザーネンとの混合種が多いらしい。会場に来てたヤギの中にもザーネンの雄としてみると小さいけど、確実に血が入ってるよねって子もいた。
牛だよって言われても可愛い子牛だねって答えてしまいそうな柄の子
インスタとかでは小型ヤギというとトカラ系が結構出てくるけど、シバヤギは性格も穏やかということだし、一応同じ長崎県なので、対馬で飼育するとしたら長崎県原産の在来種であるシバヤギがいいかなーって思える一日でした
帰りのバスも50個以上の停留所を越えて戻ったことは言うまでもありません