移住

金田城と城山は同じなんだけど、言い方で目的地が違ってくるような、そうでないような

金田城登山口
しまれぽ

私が対馬に来てから、対馬に今はもう終了してしまったブラタモリ御一行様が来島されました。もちろんタモさんをお見掛けすることはなかったし、普段はTVなんてみないけど、というよりTV契約してないから私の家ではTVなんてみることはできないけど、わざわざNHKの配信?購入してブラタモリを観てみた!ブラタモリでは2回に渡って対馬の様々な場所に行かれてて、というよりおそらくかなりタイトなスケジュールだったろうに、そんな周ったのってくらい対馬を縦断していてビックリした。その中の一つが金田城。
その金田城へブラタモリでも案内人を務めた西さんのガイドでトレッキングしてきたので感想含めて書いていく。最初に言っておくけど、私は日本史が大嫌いでした。

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金田城とは

金田城は667年に築城しており、日本最古と言われる城と同時期に作られた城であり、古代山城のなかでは状態が非常によい山城とのこと。
古代山城とは、飛鳥時代から奈良時代に西日本各地の山に築かれた防衛施設の総称である。城とついているがお城建っていたわけではなく、城壁で囲まれた山と言った方がイメージしやすいと思う。

金田城壁石垣
やまねこさん
やまねこさん

なんだよ、城ないじゃん

ということは言わないで

金田城は国防の最前線

今も昔も対馬は国境の島、昔々の天智2年(663年)に白村江の戦いが勃発し、倭・新羅の連合軍が敗戦したことをきっかけに「これはヤバい!!」と国の防衛を目的とした城が築かれていき日本の国境最前線にある金田城にも防人と呼ばれる兵士が駐在したらしい。
対馬に築かれた金田城はそんな古代山城の中でも特に見事な石塁が遺存している城でまさに国宝級ともいえる。文化財保護法で指定された史跡の最高ランク「国指定特別史跡」の長崎県第一号に指定されるほど、歴史的にも重要な史跡なのです!2019年には「あなたも絶対に行きたくなる!日本『最強の城』スペシャル」第4弾にて「天空の城」部門で見事に選ばれていたらしい

金田城トレッキング

さて、始まりました城山(金田城)トレッキングです。海は好きだけど、山は苦手な私はついていけるのでしょうか。

金田城トレッキング

西さんのわかりやすくて、面白いガイドによって楽しめみながら登っていけます。
タモさんを案内できるくらいの西さんが、ほぼプライベートにも関わらず、丁寧にガイドしてくれるという贅沢。一緒に行った人の話では現在、西さんのガイドはレアらしい

西さんのガイド

ガイドで知った日本史の新たな学び

  • 大宝律令:日本という国家の始まり(最初の元号)
  • 元寇:福岡に上陸しようとしたけど神風で撤退

これまで、大宝律令とか元寇とかって名前程度を知ってるくらい
私の知識はその程度、でもこの2つには対馬が深く関わっていたということを西さんのガイドによって初めて知りました。

大宝律令

名前の由来:対馬から金が取れたと献上され、大きな宝が出たということで大宝という元号になったらしい。※後にこの金はまがい物だったことが判明。
対馬から金が献上されていなければ違う元号になっていたかもという、日本初の元号の裏話。

元寇

私の記憶では日本史の授業では全く対馬の話はなかったような。。。あったとしても、対馬、壱岐を経由して、、程度の記憶に残らないくらいの出演だったのか、ともかく対馬が元寇に深く関わってたことは知らなかった。
だって、神風のおかげて日本の被害はほぼなかった記憶している。
でも、実際は対馬の人たちは蒙古軍と必死に戦って大敗。ゴーストオブツシマや、アンゴルモア等のゲームや漫画で知った人が多くいるのでは?と個人的には思ってる。

古代の要塞は近代の要塞

金田城は古代の要塞だったけど、近代の要塞でもあった、世界大戦時、国境の島には数多くの砲台が設置されていた、軍の記録に残っていないもの全て合わせて40弱くらい。記録にない砲台もあるそうな。そんな近代の要塞はこの城山(金田城が築かれた山)にも設置されていた。

金田城の砲座跡

前日まで雨が続いていたせいか砲座跡には水が溜まってた。
砲台の手前には倉庫だか兵舎の跡もあった、こういう遺構をみるとラピュタと想像するのは私だけではないはず

2つある頂上

知ってる?頂上って一つしかないんだよ。ってのは分かっているけど、城山の頂上は間違われやすい。
砲台跡を乗り越えていくと素晴らしい景色が、そして休憩場所的なものもあってここで終わり感をすごく出されている。この程度のトレッキングなら私でも余裕だなって思っていた時に聞こえてきた

金田城展望所らしきとこからの景色
かすまきちゃん
かすまきちゃん

ここは、偽頂上だよ

じつはここは城山の頂上ではないとのこと。話を聞くとここが頂上だと思って引き返す人もいるらしい、中には砲台の壁を乗り越えることをせずに引き返しちゃう人も多くいるらしい。案内してくれる人がいるとそんなこともなくて安心

本物の頂上へ(城山の頂上)

偽頂上を左奥に進み、今までの道とは全く違う整備されていない山道が現れる

しまれぽ
しまれぽ

急にこんな道になるとか聞いてない!!

そんな道をゼーハー言いながら10分ほど登ると本物の頂上が登場。私は山登りが苦手なので、慣れてる人は特にゼーハー言う事もなく登っていけるかと思う

本物の頂上からの景色

城山頂上からの景色

本物の頂上写真は偽物の写真と違い木が景色を隠すことなく、更に素晴らしい浅茅湾の景色が広がる。確かに下は偽頂上だわと、そんなことを考えながら頂上で食べるお握りは美味しかった。
金田城に行く際は、金田城だけではなく、城山の頂上まで行くことをおススメします。

一旦整理

金田城だの城山だの2つの名前を交互にだされると意味わからんくなる!と思った人、大丈夫私も意味わからんくなってます。簡単に言うと
金田城→城山にある城跡(城壁)、偽物頂上までが金田城と言われる部分
城山→金田城が含まれる山のこと、頂上は本物頂上

感想

城山は登りやすい山ということはその通りだと思う。登りながらも様々な景色、植物、歴史を学べるのはすごく良いと思う。私の場合はガイド付きで登ったから目に入ってこなかっただけなのかもしれないけど、説明看板的な物?がほぼなかったように思う。説明してくれる人がいれば学びも楽しさも倍増するからガイドって必用だなって思ったのも事実。
ただし、また登るかというと考える感じかなー。たしかに頂上からみる浅茅湾の景色はすごく綺麗だったけど、私は山の上から海をみるより、もっと近くで海を感じたい人なのでお断りする可能性の方が高いと思った(個人的感想です)

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