対馬市のあれこれ:特徴や生活、実際に2年間住んでみての感想とか書いてみた
対馬市に関して私のわかる範囲(ちなみに対馬歴は3年目)で説明してるページです。
対馬市は、長崎県にある離島で対馬島全体を行政区域としている。2004年3月1日に対馬の6町(厳原町、美津島町、豊玉町、峰町、上県町、上対馬町)が合併して誕生した。
今年(2024年)は市制誕生20周年として様々なイベントが行われてるよー
対馬市はその独特の地理的位置や豊かな自然環境、歴史的背景を語り合いながら新しい都市づくりを目指しています。
※こちらの記事は定期的に更新します。
対馬の特徴
人口
27,393人(2024年6月現在)
- 男:13,601人
- 女:13,792人
世帯数
14,629世帯
対馬は下対馬(厳原町、美津島町)、中対馬(豊玉町、峰町)上対馬(上県町、上対馬町)に区分されるが、半分以上の世帯が下対馬に住んでいるよ
気候
暖流である対馬海流が対馬を二分して北流しているため、平均気温は約15℃と比較的温暖であり気温差が小さい。秋から初春にかけては大陸から吹く北西の季節風の影響を受け冷え込むことが多いが、四方を海に囲まれているため雪は降ることもあるが、積もることは少ない。
夏は海風により大地に熱がたまらないため、本土よりも涼しく、9月は台風シーズンで雨量も増すが、直撃することは少ないと言われてきたが、ここ最近台風直撃することが増えてきている。
移住相談会の時に、台風もほぼ来ないし、雪が降ることもほぼないって言われたのに、移住したら台風は毎年直撃するし、雪は積もるしで聞いてたんとちゃうやん!!って思ってます(怒ってはない)
位置
九州の最北端に位置し、南北82キロメートル、東西18キロメートル、標高500メートル前後の山々からなる島であり、福岡までは、海路138キロメートル、釜山まではわずか49.5キロメートルである。日本で朝鮮半島に最も近い島で、その地理的条件から歴史的に日本の窓口として重要な役割を担っていた。
アクセス
島外への交通は航空路と海路がある。航空路は対馬やまねこ空港から福岡空港・長崎空港へそれぞれ就航し、海路は厳原港から博多港に高速船とフェリーが、比田勝港から博多港にフェリーが厳原港・比田勝港から釜山に高速船がそれぞれ運航している。
韓国航路が復活し、今年度からは厳原港からも釜山行きの高速船が運航されている。
経済圏
対馬は行政上は長崎県に属しているが、経済的には福岡県との繋がりが強いと言える
- 対馬は長崎本土よりも福岡に地理的に近い
- 福岡とは飛行機やフェリーの直行便があり、島民も日常生活において福岡へ行く機会が多い
- 過去に福岡県への転県運動が起こったこともある
- 福岡市を中心に、対馬を含む5つの離島へ旅行者を送り込むプロジェクトが2016年度から実施された。
島民の中には福岡に日帰りで映画を観に行くという人もいるよ
産業
対馬市では第一次産業の割合が他の地域に比べて高く、特に水産業は産業別総数の主要な産業となっている。
水産業
基幹産業の一つである水産業、イカ釣りをはじめ、ブリなどの一本釣・延縄漁、サザエやアワビ等、沿岸での定置網漁業、マグロや真珠の養殖が盛ん。またアナゴの水揚げは全国一を誇る。ワカメ、アオサ、ヒジキ等海藻類の採取も盛んに行われていたが、近年生産量が減少している
林業
対馬は島の89%が山林である地理的特徴もあり、全国離島の中では林業が盛んで対馬ひのきなとの特産品がある。木材生産のみならず、良質な原木シイタケの生産地として知られている。
農業
農業について島内では野菜や米などの生産量が少なく、農産品の消費は島外の生産地に依存している。これは島の89%が山林であることも影響している。そんななかでも特産品はあり、対州そばやツシマヤマネコ米等がそれにあたる。また、山の斜面を活かした養蜂が昔から盛んに行われており、蜂洞といわれる丸太を切り抜いた伝統的巣箱を使っている。対馬にはニホンミツバチのみ生息しており、対馬で生産されるハチミツは価値の高いものとなっている。
観光業
観光については国内外からの観光客がふえつつある今、対馬市の観光業は地域経済上重要な役割を果たしている。特に韓国からの観光客が増加しており、一時期韓国からの観光客は年間41万人に達していた、コロナ禍で一時は観光客がいなくなってしまったが、また韓国からの観光客が増え、観光産業の中心的な存在となっている。しかし、急激に増えた観光客でオーバーツーリズムが叫ばれている。
観光資源
対馬には豊かな自然環境や歴史的遺産が多く存在する
- 国の特別史跡である金田城
- 様々な神社や寺院(ちょっと古いデータだが、2017年段階で神社の数は380社となっている)
- 展望台(上見坂展望台、烏帽子岳展望台など)
- 海水浴場(湊浜、三宇田浜)
移住カテゴリー記事で書いているのもあるのででチェックしてみてください
教育
島には幼稚園、小学校、中学校、高校がちゃんとあります
- 幼稚園:3園
- 小学校:15校
- 中学校:11校
- 高校:3校
※参照:対馬市役所HP 対馬市立小中学校・幼稚園一覧より
離島で小学校が15校あるって多く見えるけど、対馬は広いため、スクールバスで時間をかけて通ったり、複式学級の所ももちろんある
高校以降は大学や専門学校がないため、進学をする子達は島外へ出て行かなければいけない。
生活環境
生活コスト
離島ならではの生活コストがあり、本土よりも野菜や肉類が若干高め、また一般的な賃貸住宅の賃料も高めとなっている。自分で探せるのであれば安い物件も見つけることはできるが、自分で探すのはなかなか大変
生活費に関して、釣りをして節約!と考える人いるかもだけど、釣り人ならわかる。。。釣りはお金がかかる!!ただ、普段は買う事をしないような高級な魚を釣って食べることはよくある
我が家では買うと高いイカは常に冷凍庫にあるし、キジハタ等の一般的に高級とされる魚もよく食べる。
ネット環境
対馬は光回線が来ていない島だったけど、今年度から光開通!今までは時間帯によってつながりにくい時間があったけど、これで解消できるのではないでしょうか。
携帯電話に関しては人が住んでいる所はつながることが多いけど(キャリアによって差はあり)民家が極端に少ない場所、移動中の山道等は圏外になることが多い
福岡にいた時は圏外とか耐えられなかったけど、対馬に来てからは圏外でも気にならないくらいに日常茶飯事w
移住等検討している場合には、その場所で自分のキャリアが繋がるか確認必須です。
医療・福祉
総合病院は2か所
3年間住んでみて思う事
離島と聞くと、不便とかって思うかもだけど、対馬は大きな島だし、厳原に住んでいるのでそんなに不便さを感じない。ただ、物価は高いなとは思う。お金をかけずにのんびり田舎暮らしを実現するにはハードルが高い気がする。
島外に移動する際には天候に左右されるし、飛行機はよく遅延する。
全く知らない土地だったけど、この2年間(今年が3年目)で知り合いがかなり増えて、どんどん対馬LIFEが楽しくなってる。
ないものが多い島だけど、その分進化を楽しんでます!