キッチンの傾き補正の方法3つと実際に行った方法

釣りが好きで、もっと釣りたい、いろんな魚を釣りたい!そんな気持ちだけ(勢いだけで)仕事を辞めて福岡から対馬に移住してきた夫婦です。
対馬で暮らしていくにあたって今住んでいるところは家賃が高いので、もう少し安く住める場所へ引っ越し予定。引っ越し先は多少修繕が必要なお家なので貧乏夫婦がDIYをしながら新たな生活に向かい頑張っていく様子を書いていきます。
失敗することも多いだろうけど暖かい目で見守ってください。
当初のキッチン

一見、普通のキッチンだけど、このキッチンには秘密が隠されています
それは約3㎝の傾き、3㎝ってすごくない?
もう何か変というレベルではなく、ここから滑り台って感じの潔い下がり方で逆に気持ちいい
とはいえ、他の人がビックリしちゃうのでここも改修をすることにした
傾き補修の方法
1. 床の高さを調整する(パッキング・レベリング)
方法
- 床の傾きが軽微な場合、床下にスペーサー(パッキン)を入れて高さを調整する。
- フローリングの上にレベリング材(セルフレベリング材)を流し込み、表面を平らにする。
メリット
- 比較的簡単でコストが低い。
- 小規模な傾きなら手軽に修正できる。
デメリット
- 大きな傾きには対応できない。
- パッキン調整は床鳴りの原因になることも。
2. 床を剥がして根太(ねだ)や大引きを補修・交換
方法
- 床を剥がし、下地の根太や大引きを水平に調整する。
- 傾いている部分に新しい補強材を入れ、水平になるように修正する。
メリット
- 床下の根本的な問題を解決できる。
- 長期間安定した状態を維持できる。
デメリット
- 工事が大がかりで費用がかかる。
- DIYでは難しく、専門業者に依頼する必要がある場合も。
3. 基礎部分をジャッキアップして修正する(沈下修正工事)
方法
- 家全体や一部の基礎が沈んでいる場合、油圧ジャッキを使って持ち上げ、地盤や基礎を補修する。
- 地盤沈下が原因なら、地盤改良工事(薬液注入や鋼管杭打ち)を行う。
メリット
- 根本的な地盤の問題も解決できる。
- 大規模な修正が必要な場合に最適。
デメリット
- 費用が高額になる(数十万~数百万円)。
- 専門業者による施工が必要。
選んだ施工方法
増し張り
3つの例をあげておきながら、上にない方法で対応した。方法としては1の方法に近くて、床の上に新たな床を貼る「増し張り」という方法
何故増し張りを選んだか
どうして増し張りを選んだのか
貼られていたフローリングは、それ自体はまだまだ使える感じで傷みはそれほどない。剥がすのも大変だし、剥がすとそれがゴミとなってしまう。
本来であれば原因(おそらく地盤沈下)を直さないといけないのだろうけど、そんなお金なんてもっていない。なので、今あるフローリングの上にそのまま床を貼ってとりあえずで傾きを直してしまおうという算段
根太とスペーサー
まず、準備したものは根太と高さ調整のためのスペーサー。床張りで余った木材でスペーサーを大量生産。根太は可能な限り薄くしてみた。というのも、シンク部分は動かさずそのままでいくため、床が高くなった分シンクが低くなって使いにくくなってしまう。最低限の高さ調整で終われるようにしてみた(これが正しいのかはよく分からない)

合板貼りまでは完了したが
最初にレーザー墨だし機で採寸を行い、その後は水平器を用いて調整をしていって水平を取りながら根太をはり、合板を貼っていった。

が、これが見事に失敗した
水平器で見ると確かに水平は取れてる、横の根太ともちゃんと水平になってるけど、傾きがちゃんと修正できてなかったのである。この段階で傾き幅5㎜~10㎜、真ん中部分が高くなってしまっている
失敗の原因
原因としては単に私の水平器の使い方が悪かったということだと思う。水平器を置いていた短い距離では水平は取れていたのだけど、長い距離で見たらだんだんとずれていて、結果として水平がとれてなかった。誤差は5㎜、急降下していた床よりも歩くと気持ち悪くなるような違和感があり、状況は悪化していたと言える
やり直し作業
張った合板と根太を全部外してしまい、レーザーで測りながら、水平器も使いながら根太を張り直し、合板を貼り付けていった


傾斜が全くなくなってて、フローリング貼り終わった次に感動している!
旦那氏の感想ではそうらしい。根太とか調整、合板貼りは私が全てしたのだけど、大量のスペーサーは旦那氏に作ってもらったので旦那氏には感謝!
今回の学び
- チャレンジはDIYの醍醐味
- 床下の根太を探すには超強力磁石が役に立つ(釘に反応してくれる)
- 道具を過信しない
- 間違いは素直に認めやり直す
- 真っ直ぐな床の安心感は半端ない